神戸精化株式会社

環境にやさしい生分解性バイオマスプラスチック・ポリ乳酸ってなんだろう?

ポリ乳酸とは

再生可能資源で作られた微生物の力で分解できる環境にとっても優しい生分解性バイオマスプラスチックがポリ乳酸ーPoly Lactic Acid(PLA)です。

乳酸は人間の体内に存在するものです。
ポリ乳酸の“ポリ”は“多くの”という意味を持っているので、ポリ乳酸(PLA)は文字通り“乳酸”がたくさんつながってできているものになります。

人体への安全性が高いため、溶ける縫合糸などの医療用材料にも利用されています。

生分解性
バイオマスプラスチックって?

とうもろこしなどの「再生可能資源」から生産された「バイオプラスチック」で、その中でも「生分解性バイオマスプラスチック」に分類されるものです。

わたしたちを取り巻く
環境問題って?

1950年から2021年までに生産されたプラスチックの総量は83億トン超、そのうち63億トンが廃棄されています。
2021年現在、世界のプラスチック年間生産量は約4億トン、20年後にさらに2倍になる予測がされています。
そして、毎年800万トンのプラスチックが海洋に流出しており、これまでに推定1.5億トンが流出しています。
2050年までに海洋中のプラスチックゴミが魚の総重量を上回ると言われており、環境汚染が深刻化しています。

SDGsを背景とした「プラスチック資源循環戦略」に基づき、環境省・経済産業省・農林水産省・文部科学省が掲げた「バイオプラスチック導入ロードマップ」は、バイオプラスチックの年間国内使用量を、2018年の4.1万トンから2030年に約200万トンへ引き上げる計画となっています。生分解性バイオマスプラスチックであるポリ乳酸(PLA)は、環境的にも社会的にも活躍の場が広がっていくことを期待されています。

ポリ乳酸は
ふつうのプラスチックとは
ここが違う!

ポリ乳酸の3つの特徴

再生可能資源から生産可能

ポリ乳酸(PLA)は原料として石油や石炭などの枯渇してしまう化石資源を使いません。光合成により生産されるとうもろこしなどの植物由来再生可能資源を原料として利用します。
また、ポリ乳酸(PLA)製造時の化石資源使用量と二酸化炭素発生量は石油由来プラスチック製造時よりも少くなります。

カーボンニュートラル

石油由来プラスチックの原料として利用される化石燃料に含まれる炭素は、もともと大気中に無かったものです。一方でポリ乳酸(PLA)の原料として利用される植物が光合成に利用する炭素は、もともと大気中に二酸化炭素として存在していたものです。ポリ乳酸(PLA)を焼却や分解すると、石油由来プラスチックと同じように二酸化炭素は大気中に放出されますが、もともとあった場所に戻っただけです。このように、大気中の二酸化炭素量は増えず差し引きゼロになることを、カーボンニュートラルといいます。

生分解性

ポリ乳酸(PLA)は単にプラスチックがバラバラになるだけではなく、加水分解を経たあと、微生物の働きにより分子レベルまで分解され、最終的に二酸化炭素や水となって自然界へと循環する性質をもっています。

ポリ乳酸(PLA)は
どんなところに使われているの?

\生活の身近なところにポリ乳酸がいっぱい/

ラミネート紙コップ
ストロー
野菜包装フィルム
カトラリー(スプーン)
食品トレー・カップ
生ごみ収集袋
ティーパック

\こんなところにも利用されている/

農業用マルチフィルム
燻蒸シート
獣害対策忌避ネット

製品に関するお問い合わせ先

神戸精化株式会社

用語集

再生可能資源
時間の経過とともに再生または交換できる資源のことです。たとえば風や日光、適切に使用される「バイオマス」などが当てはまります。
バイオマス
再生可能な生物由来の有機性資源で、化石資源を除いたものです。たとえば資源作物として栽培されたとうもろこしなどが当てはまります。
バイオプラスチック
微生物によって生分解される「生分解性プラスチック」及びバイオマスを用いて原料に製造される「バイオマスプラスチック」の総称です。
生分解性プラスチック
プラスチックとしての機能や物性に加えて、ある一定の条件の下で自然界に豊富に存在する微生物などの働きによって分解し、最終的には二酸化炭素と水にまで変化する性質を持つプラスチックです。
バイオマスプラスチック
原料として植物などの再生可能な有機資源を使用するプラスチックです。
生分解性バイオマスプラスチック
生分解性プラスチックとバイオマスプラスチックの特徴を持つプラスチックです。

出典/参考書籍

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